【Idea03】ヒヨコボタンに代わるパカパカボタンを創ろう

ひよこボタンが一時期話題となりました。バスや電車などで、子供が泣いたり大声を上げて周りの人に迷惑がかかってしまっているのではないかというママに向けて、ピヨピヨと鳴くひよこボタンを押すというものです。

イノッチが某番組でアイディアを提案して話題になったやつですね。スマホアプリにもなってるみたいです。良いですよ、お気にせずという温かい見守りコミュニケーションの一つの手段ですね。

 

見守りの意思を伝えるのはとても素敵な事だと思いますが、逆に注意したい時って無いでしょうか。おいおい、何してんだよっていう時ですね。直接注意出来る人もごく少数派でいるとは思いますが、普通は見て見ぬ振りになってしまうと思います。

 

昨日とある大学病院に行った際の出来事。子供が散らかした病院待合室にあった絵本などを、お爺さんが片付けていました。ママは何をしていたかというと、片付けを手伝うわけでもなく、携帯を触っていました、そして、「良いよ。そんなの。適当にしておけば。」

 

...おいおい。それで良いのか。ママさん。

公共で利用する絵本を散らかしたままで良いわけが無いでしょ。子供はそんな親の姿を見て育つんですよ。だからあなたが...........

 

といろいろ言いたい事があると思いますがなかなか言えませんよね。

 

そこで、こんなアプリがあったらどうかと。

馬と鹿が楽しくパカパカと踊るボタンを考案します。パカッパカッ!と軽快な音が鳴るとアプリです。

カラスの阿呆ボタンというのも考えましたが、明らかに直接的に非難するのも逆効果な気がして、バカとは言わないけど、パカパカと音が鳴ると、何だろう?くらいで丁度良いかなぁと。知ってる人は知ってるくらいで。共感した人同士でパカパカやっても良いと思います。

 

マナーの悪い人は多いですが、子供としっかりと向き合っていない人も多いのが気になり、パカパカボタンを発案してみました。そうであることが普通というのではなくて、周りから能動的意識を変えていくような仕組みを楽しくやれたら良いなぁというアイディアです。パカパカがバカバカになれば、親バカということになります。そんな変化も楽しめるような世の中になって欲しいなぁという願いを込めて。

 

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【Idea02】wemakeが試みた問題解決型プロジェクトから見るこれからのオープンプラットフォームのあり方について

■wemakeによる熊本支援プロジェクト

熊本震災直後、wemakeユーザーのナカスタツヤさんが被災され車中泊を余儀なくされたという一報と共に、山田歩さん宛にwemake上で熊本震災プロジェクトが立ち上げられた。このプロジェクトは未完のまま終了したが、このプロジェクトから学べることがあったので、記録に残しておきたい。現場へ行くことはできなくても、何か出来ることをやりたい。被災地で困っている人がたくさんいる。車中泊を余儀なくされる方の心境、悩み、いやそれ以上の混沌とした問題が山積みだったと思う。そんな中でナカスタツヤさんの呼びかけに応じて熊本震災プロジェクトを立ち上げたwemake。「何か出来ることが無いか?」という疑問からこのプロジェクトは始まった。

 

Wemake 熊本支援プロジェクト

 

■誰もが知恵を出し合うプラットフォーム

車中泊を快適にするための湯たんぽというアイディアがあり、それを具現化する為の受け皿を作ったwemake。なかなかマスコミの報道だけでは見えてこない切実な問題。問題を傍観するのでなく主体的に行動を起こしたり、頭を使ってアイディアを練ったり、日本全国みんなが少なからず小さなアクションを起こせば、現実は変えられるかもしれない。一人だけの力では出来ないことも、みんなの英知を結集すれば問題を解決出来るかもしれない。そんな想いがwemake代表の山田さんにはあったのではないだろうか。これからの日本にとって最も必要な問題解決の為のプラットフォームを創り出そうとしていたのではないかと思う。We makeというネーミングからもそうあってほしい。

 

wenake 熊本支援プロジェクト コンセプト一覧

 

■Wemakeが進化するとどうなる?どうなって欲しい?

wemakeは、企画者、デザイナー、設計者、研究者、一般の方々がそれぞれ集まり、お互いの知恵を結集してアイディアを出すプラットフォームである。現状は大手メーカーから出されるお題に対してアイディアやコンセプトを提示する仕組みとなっている。僕は、さらにここから発展して、一人の当事者が抱えている問題を発見し、その問題を解決する為のアイディアやデザインを提案し、実現していく為のプラットフォームへと成長することを期待している。

 

 

■問題解決型オープンプラットフォームへの進化

wemakeの現状は【大手企業の悩み】を解決する為のプラットフォームである。大手企業の経営者や新規事業を担当する方がオープンプラットフォームを利用してアイディアを公募しプロジェクト化していく。そこには販売をすぐにしたいという【営利目的のプロジェクト】もあれば、10年先のライフスタイルや価値観にあったアイディアを公募する【未来思考型プロジェクト】などもあるが、基本は【ビジネスとして成り立たせたい】という思想がある。最終的には利潤追求型プロジェクトでありたいというメーカーからの依頼趣旨や意向があるはずだ。

 

一方で、熊本震災プロジェクトは他のプロジェクトとは異質であった。各個人が抱えている目の前の【問題を解決する為のプラットフォーム】というステージだったと考える。一人ではどうしようもなく、とてつもなく大きな問題。解決不能に見える問題にこそ焦点を当てて欲しいし、その一つの実験がナカスタツヤさんが提案したものだったと思う。熊本震災プロジェクトがそうであったように、問題解決の為のプロジェクトにはリソースや資金が必要だったが、その出資金や実際に実験を行う設備や人手が明らかに足りなかった点が反省点だと感じている。

実証実験は、現場にいる当事者リーダーと、大手企業がそれぞれのリソースを出し合い、実験を繰り返す為の環境と人が必要だろう。実験は実況中継され、wemakeユーザーみんなでブラッシュアップしていけるような、仕組み化が求められる。その為の軍資金をクラウドファウンディングや大手メーカーから出資を集め、プロジェクトの実証実験資金としたい。応援するファンと提案する登録ユーザーが主体的にプロジェクトを動かしていけるような支援が求められるだろう。

 

 

■ビジネス型と問題解決型プロジェクトの図解

上図の上段がWenakeを図解したものだ。下図は熊本震災プロジェクトから見えてきた、問題点などを参考にしつつ、問題解決型プロジェクトをどううまく動かすか?を図解してみたものになる。メーカー主導型プロジェクトとは違い登録ユーザー自らが抱える問題を発見し共有しながら、その問題解決を支援するメーカー、運営者。登録ユーザーどうしで解決となるアイディアを模索し、企画を立てる。計画はメーカーやクラウドファウンディングなどで資金調達を行い、実際に企画デザイン設計まで行い、試作や実証実験を繰り返す。

このようにして、プロジェクトを動かしていくような仕組み化が出来れば、社会問題や個人の問題など、今まで焦点が当てられてこなった問題を解決していく為のプロジェクトを動かしていけるようになるのではないだろうか。

 

みなさんはどう考えますか?

 

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【Idea01】救急病院における待合室のあり方

あけましておめでとうございます。

今年は、マイプロジェクトをとりあえずでもいいから動かしていくという事を目標にしています。

そこで、日々自らが体験した事の「問題の発見」から「アイディアの創出」までを、

複数回サイクルを回して考察をしていきたいと考えています。

ちょっとした些細な事でも、自分が感じた事は他の人にも共感してもらえるような問題だったりします。

その問題をスルーするのではなく、問題として取り上げ、その問題解決をするには?

という発想で、アイディアやデザインを考えていくこと。

 

みんな感じてるんだけど、じゃあそれをどうしたら良い方向へ変化させられるか?

 

具体的にアイディアを考案してみて、できることは試してやってみる。

意見を聞いて見る。専門家に聞いて見る。

一歩踏み込んで考えて、アイディアをストックしておきたいと考えています。

 

 

■救急病院の待合室の問題点

今年の1月1日元旦の出来事です。

 

「A型だったわぁ〜。」

お爺さんが家族と電話をしている。

その横をすり抜けるように赤ちゃんを抱っこした女性が避けていく。

 

元旦の救急病院の待合室は混沌としていた。

高熱でダウンしている人、酷く咳き込む人、

インフルエンザA型だったと家族と電話している人。

ウィルスだらけである。

飛沫感染する可能性があってもマスクをしていない人も。

子供連れの家族もたくさんいた。

 

診察してみないと患者の病状もわからないため、

一箇所に集約して待たせるというのは効率は良いが、

正月早々、最も危険な場所に子供達を待たせることになったのも事実である。

 

このことに病院側は危機感を抱いていないのだろうか?

万が一大人のインフルエンザが乳幼児に移ったりしたら?

という想像力が欠けている人が結構多い気がする。

密室空間に様々な病状の人がガラパゴス化した状態で圧縮されている。

もともと病院は閉ざされている空間だから仕方ないのだろうか…。

 

子供を守る為に、病院の待合室という空間、環境、空調デザインについては、

アイディアを考えていきたい問題がたくさんある。

 

■アイディア01

大学病院などの大規模な病院内で空気感染の疑いのある患者、

気管支喘息患者、リハビリテーションが必要な患者など、

患者を区分して、各部屋に入ることで、

効率良く診察前後のケアや院内感染を防ぐことが可能になるというアイディアです。(添付図)

 

このような区分は明確な診断がなされるまでは患者を差別することにもなりかねないので、

区分けをどこでどうするかが問題点として上がりそうですが、

救急センターの待合室などは特に、

重症化した病状を持ってるとわかる人については、

区分するか、もしくはエアー消毒などをピンポイントで、

当てるなどの感染予防など対策を講じてもらいたいところです。

 

■アイディア02

屋外から室内に入るときにアルコール洗浄をすると抗菌対策になる

ということは分かっていてもなかなか実行まで踏み出せない人が多い。

逆に室内から屋外に出る時は急いでいて洗浄している暇がないまま

外出するというケースもある。屋内外の境界にこそ抗菌対策が必要なはず。

 

屋外と屋内を繋ぐ病院の玄関や入口付近に、エアーシャワーを設置する。

消毒効果や脱臭効果もあり、殺菌効果を持った成分を含むエアーを噴出する。

設置スペースを通過するだけで効き目があるため、

必ず殺菌必ず脱臭が出来、屋内空間も清潔に保つことが出来る。

 

 

病院内の待合室の環境については、

早急に何か手を打っていかなければいけない問題だと考えています。

待合室の環境に加えて情報環境も再構築が必要だと思います。

 

■関連情報

随時アップしていきます。

 

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