【体験】ファンを楽しませる仕掛けに拘るという事を学んだライブ Crossfaith in Zepp NAGOYA

zepp NAGOYAでCrossfaithのライブを観に行ってきました。初めて生で観ましたが痺れましたね。特に際立っていたのが演出。構成が上手い。Crossfaithはプロのエンターテイナーでした。Crossfaithは海外でそのライブや楽曲が注目を浴び、逆輸入で日本でも人気が出たバンドです。今年一発目のライブが名古屋で開演。

アルバム「XENO」の楽曲「Devil’s Party」と「raise your voice」は、とても思い入れが強い楽曲です。あるプレゼンテーションのサウンドの参考にさせていただいた事があります。その曲を目の前で体感して、背筋が凍り身震いするぐらいの感動と衝撃を味わう事が出来ました。

 

■演出の拘り

音楽と完全に同期する照明は、その場の空間にいる人達を一体感に包んでいました。レーザー光線の表現方法も画一的なものではなく、音楽に合わせて表情やリズム、表示される映像が毎回変わる凝りようです。スポットライトの当て方で明暗の区切りや色を明確にして、ライブ空間のその瞬間にどのような効果をもたせたいのか、細部まで設計されている印象を受けました。音と光と観客の一体感のあるライブ演出。

 

■ファンにどうやってメッセージを伝えるか?

MCも変化に富んでいました。毎回照明の当て方や、バックに流す音などにも変化をつけて、何をメッセージとしてファンに伝えたいのか、デザインされていました。楽曲を作ったクリエイターとしての強い想い。Crossfaithとしての方向性を示す力強い言葉。ファンを愛するメンバーの姿勢。何よりファンを楽しませるための仕掛けが企画デザインされている事が非常に勉強になりました。音楽を聞いてもらい、ライブに足を運んでもらい、楽しんでもらい、ファンになってもらう。そうでないと、自分達の存在意義は無くなってしまう。そのためには自分達の力を120%出し切ってライブをする。そのための演出方法は相当練りに練られて作り込まれたものでした。最高のエンターテイナーだと思いました。プロとしての拘りを圧倒的にみせつけられたライブでした。

翻って自分のデザイナーとしての活動は?

しっかりとファンの事を考えられているか?

目指すべき方向性は打ち出せているか?

細部まで拘ったデザインや演出、プレゼンテーションができているか?

お客さん視点で、楽しめる構成や演出ができているか?

自分が良いと思うものをその時の120%の力を出しきっているか?

そんな事を振り返るためのきっかけとなるライブでした。

まだまだ足りない気がします。でも、もっといけるはずです。

今年はTakebonのビジョンや価値を明確に打ち出していきます。

 

■間をデザインする演出家

久しぶりのライブはいいですね〜。随分前にVJをしていたことが懐かしく思いおこされました。MotionDiveやFlashを使い、ロゴマークを製作し、日本の中心名古屋で活動するバンドが集まったライブ「C.O.J the center of japan」。デザイン的な企画構成を友人のバンドマンと一緒に創り上げました。待ち時間も楽しんでもらうために、映像と音楽をMotiondiveで流し、各バンド開始前にはバンドの紹介ムービーをkeynoteで流し、終了後には物販紹介を挿入したり。間をデザインする事をVJ経験で学んだ気がします。

ライブ空間をデザインする演出家に学ぶ事はたくさんありました。

今回のライブは別格ですが、またVJやってみたくなりましたね!

あ、ちなみにこんなんですね。まだこの頃はTAKENOKOでした。楽しかった思い出です。