思考の口癖

常日頃からデザイナーとして考えるときの口癖にしている言葉がある。

デザイナーとして常に求められることがある。

新鮮で斬新なアイデア。
魅力あるデザイン。
エンドユーザーの心に響く物語。
効果的な演出方法。
圧倒的な造形美、スタイリング。

なかなか解決の糸口が見えてこない時には、
図のような思考の口癖を呪文のように唱えては、
もっと良い方法やアイデア、デザインは無いだろうか、
と手探りの中思考を巡らせていくことにしている。

僕は優柔不断な方だから、本当にコレだ!
というアイデアやデザインに行き着くまでには、
頭の中を右往左往する方だ。

あーどうしよ…
こんなんじゃダメだよなぁ…
うーん、上手くいかない…

七転八倒の精神でどんだけ転がっても起きてやる!
…と自分に言い聞かせながら、目の前の問題を解決してきた。
特にプロダクトデザイナーはあらゆる専門分野と関わりながら仕事をしていく為、
折衝ごとが多くなる。
そんな時は思考の口癖を武器にして、
なんとか絵に描いた餅を餅で終わらせないように、
みんなの叡智を結集して良いモノを作るんだ!
という意気込みで仕事に励んでいるつもり。

デザイナーが折れたら、おしまいだから。
デザイナーの情熱はプロジェクトメンバーへ必ず伝搬していく。
そんなイメージを持って仕事に励んでいる。

思いつきを、思い込んで、思いやりへ変えていく。
これは恩師の教えだ。
デザイン思考という言葉がもてはやされているが、
そのことに警笛を鳴らす恩師のブログを注視している。
思考と言う言葉の中には、日本古来の漢字の意味を
改めて思考してみる必要がありそうだ。

http://www.ouzak.co.jp/blog/?p=44987